プロフィール
シズオ・Z・クワハラ
東京生まれ、アムステルダム在住の指揮者、シズオ・Z・クワハラ。ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアを舞台に、交響曲、オペラ、バレエ、録音など幅広い活動を展開している。2008年、フランクフルトで開催されたゲオルク・ショルティ国際指揮者コンクールで第1位を受賞。これを機に、フランクフルト歌劇場・ムゼウム管弦楽団、ポーランド室内管弦楽団、ニース・フィルハーモニー管弦楽団などへの客演につながった。
2009年から2016年まで、米国ジョージア州のオーガスタ交響楽団音楽監督として7シーズンにわたり同楽団を率いた。これまでにフィラデルフィア管弦楽団、ボルティモア交響楽団、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団、シアトル交響楽団、デンマーク国立交響楽団、ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団、サルタ交響楽団などに客演。日本では日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、大阪交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などと共演している。オランダのフィオン管弦楽団、カナダのシンフォニー・ノヴァスコシアとも演奏を重ねている。
オペラも活動の重要な柱となっている。ヴァレリー・ゲルギエフの招きにより、2018年にヴェルディ《椿姫》でマリインスキー劇場にデビュー。2019年には首席客演指揮者に就任した。同劇場では《エフゲニー・オネーギン》《トスカ》《蝶々夫人》《トゥーランドット》《マクベス》《リゴレット》《道化師》や管弦楽公演を指揮。マリインスキー・バレエのラヴェル《ダフニスとクロエ》新制作にも携わった。現在、同劇場との活動は一時休止中。

初期の活動では、2002年から2007年までヴァージニア交響楽団のアシスタントおよびアソシエイト・コンダクターを務めた。2005年から2007年には米国オーケストラ連盟の指揮フェローとしてフィラデルフィア管弦楽団に在籍し、クリストフ・エッシェンバッハのもとで研鑽を積んだ。2008年のサイトウ・キネン・フェスティバルでは小澤征爾、2006年のパシフィック・ミュージック・フェスティバルではヴァレリー・ゲルギエフのアシスタントを務めた。ボストン交響楽団、ボルティモア交響楽団、パリ管弦楽団でもアシスタントやカヴァー指揮者として活動している。
録音には、ヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフおよびフィオン管弦楽団との《Dutch Hidden Gems》、フィルハーモニック・ウインズ大阪との《Wine Dark Sea》、東京佼成ウインドオーケストラとの《アメリカの風》、大阪市音楽団との《火の鳥》などがある。2008年のショルティ国際指揮者コンクールに挑む5人の指揮者を追った、ゲッツ・シャウダー監督のドキュメンタリー《Conduct! Every Move Counts》にも出演している。
ショルティ国際指揮者コンクール第1位に加え、2009年のマルコ国際指揮者コンクールで第3位、2021年のイオネル・ペルレア国際指揮者コンクールで第2位を受賞。米国ゲオルク・ショルティ財団キャリア支援賞、ポール&デイジー・ソロス・フェローシップ、2011年S&Rワシントン賞なども受けている。2016年には四日市市観光大使に就任した。
イーストマン音楽学校で学士号を取得し、アーツ・リーダーシップ・プログラム修了証、演奏家資格、ジョージ・イーストマン奨学金を得た。イェール大学では指揮の修士号を取得し、チャールズ・アイヴズ奨学金とエレアザール・デ・カルヴァーリョ賞を受賞。デイヴィッド・エフロン、ローレンス・レイトン・スミス、レナード・スラットキン、デイヴィッド・ジンマン、ティモシー・マフィット、マイケル・ジンボらに師事した。アスペン音楽祭、ナショナル・コンダクティング・インスティテュート、ピエール・モントゥー・スクール、シャトークア音楽院でも学んだ。